カエルの子はカエルにならない
さっそく練習
先日、水泳の記事を書いたばかりですが、さっそく次女と三女を引き連れてプールに行ってきました。
いつも行く近所のプールは市のプールなだけあり安い料金なのですが、流れるプールがあり、短いけど結構スリルのある滑り台、そしてウォータースライダーまであるお得なプールです。
しかし本日はいつもと違うプールに行ったのでした。何故かと言うと、「流れるプールでは泳ぎの練習がやりづらいので、普通のプールで練習したい」という子供達のリクエストだったからです。
「鉄は熱いうちに打て」とばかりに、子供達の意気込みが冷めないうちに頑張ろうということで、親子共々やる気満々でプールへ向かうのでした。
ちょっとしたきっかけで上手になる
まず始めに、やはりクロールの練習です。
「それなりには泳げるんだよ!」という次女の泳ぎを見せてもらったところ、想像していたよりもがっかりな泳ぎでした。
手はちゃんと回せてないし、手を意識すると足が止まってしまったりで指摘事項満載なのですが、本人はどこをどうしていいのかわからない状態だったようです。
本人は何故下半身が沈んでしまうのか悩んでいたようですが、「そりゃ足が止まったら沈むでしょ」という単純なアドバイスで激的に泳ぎが変わりました(笑)
手が回っていないというのも、本人はちゃんと回しているつもりだったのでしょうが、どんな風になっているかを私が実演してあげると、
「そうだったんだ!」とびっくりしていました。
もともと球技以外のセンスはある子だったので、スタートレベルは低かったものの、たいした教えではないにもかかわらず、どんどんとフォームが奇麗いになっていきました。
嬉しいのは、予想通りに傍で聞いていた三女も直接教えてなかったのに、いつの間にか吸収していたことですね。
自由に遊ばせていたのですが、姉より上手になってやろうと、ひそかに一生懸命練習してました。
とりあえずひととおり駄目な所を指摘したところ、息継ぎなしで15mくらいは泳げるようになりました。
ここまでくれば、あと2、3回息継ぎできれば25m行けるんじゃないかという感じですね。
息継ぎの難しさは、どうしても顎ごと顔を上げてしまう所にあるのだと思います。
なかなか子供に分かりやすい説明が浮かばなかったのですが、
- 片側の耳は水の中から出しちゃ駄目
- 顎はしっかり引くこと
を教えることにより、とりあえず息継ぎした瞬間に止まってしまう状況は改善されました。
衝撃の平泳ぎ
クロールがそこそこ泳げるようになってくると、平泳ぎにチャレンジし始めました。
そこで私は世にも奇妙な泳ぎ方を目撃するのでした(笑)
手と足がバラバラで本当に溺れているかのようで何をしたいのかがまったくわからない動きなのです。
私の経験では平泳ぎは習わなくても最初からそこそこ泳げたので簡単なものだと思っていたので、衝撃的でした。
「見たまんま手足をリズミカルに動かすだけ」という認識なので、逆にそもそもどうしてあんな風に手と足がバラバラで動かせるんだろう?と不思議に思うしかなく、どう教えていいかもわからない有様でした(笑)
よくプロ野球とかで「名選手は名監督にあらず」的なことが言われますが、最初からできた人はできない人の気持ちがわからないので、教えることができないんですよね。
まさにそんな感覚でした。
もう、あとは「とにかく良く見ろ」ということで私も必死に泳いで見せるしかありませんでした。
そして最後に、言葉での説明で理解できるかはわからなかったのですが、平泳ぎの手の動きや足の動きはどういう意味でそういう動きになっているのかを説明すると、「ああ、そうだったのか」とピンと来たようでした。
そうするとなんと、まだまだ泳げてはいませんが、少なくとも平泳ぎを泳ごうとしているのがわかるくらいになりました(笑)
最初の衝撃的な泳ぎには心底ビックリさせられましたが、伸びシロがある分、教えがいがありました!
本当は小さい頃に水泳を習わせるという計画をうまく進められなかった為に現在苦労しておりますが、自分が教えることによってみるみると上達していく子供を見るのも楽しいものだなぁと感じました。