年頃な長女のメモの謎
ある日の夕方、ふとダイニングテーブルの上に謎のメモが置いてありました。
しかも筆ペンで。
そこに書いてあったのは「徳川家康」そして「希望」。
「???」
謎
誰が書いたんだ!?
こんな漢字が書けるのは長女しかいません。
妻が書いていたとしたら、それこそびっくりです(笑)
何のメッセージだろう?謎は深まるばかりです。
わりと丁寧に書かれていたので、真剣に書いた様子が伺えます。
何か悩みがあるのだろうか?
一番気になるのは「希望」です。
最近社会の授業で「徳川家康」が出てきたから何となく書いてみた。
という説が妥当なのですが、小学校の授業では「江戸幕府を開いた人」という程度の内容かと思いますので、普通そこで「希望」まで見出すことができるでしょうか?
確かに徳川家康が開いた江戸幕府は300年も続いた世界でも稀に見る長期政権だったので、そこまで習っていればそこに「希望」を見出すことができるのかもしれません。
長女は何か悩みでも抱えてるんではないだろうか?
と心配になってしまいます。
徳川家康だけでなく、石田三成も評価したい
ただ、私が気に入らないのは、私が「石田三成」派というところです(笑)
一般的に「石田三成」は、人望が無かった為に「天下分け目の関ケ原の戦い」で勢力が上回っていたにもかわらず、身内に裏切られてあっさり負けてしまった武将というイメージがあるかと思います。
私も昔はそんなイメージしか持っておらず、「やっぱ徳川家康はすげ~よなぁ~」と思っていました。
ところが昔、上杉家、特に直江兼続を描いた「密謀」という本を読んでガラッとイメージが変わりました。
基本的に関ケ原の戦いを描いた作品はたいがい「徳川家康側からみた視点」で描かれてますが、「密謀」は逆なのです。
義を重んじる上杉家の直江兼続と日本をまた混乱させない為に豊臣家を必死で守ろうとするクソ真面目で頭の切れる石田三成が、謀略の限りを尽くして豊臣家を滅ぼそうとする徳川家康に立ち向かう形で描かれています。
関ヶ原の戦いのきっかけとなった直江兼続の書いた「直江状」は有名ですね!
実際の所はわからないけでありますが、徳川家は300年続く江戸幕府を作ったわけですからそれなりに良かったのだと思います。
でも、判官びいきの私としては、真面目すぎて嫌われ者だったけど、本当に世の中を良くしたいと思っていた石田三成が勝った場合の世の中がどうなっていたんだろう?と思いを馳せてしまいます。
ちょうど今、「真田丸」で石田三成が出てるので毎週欠かさず観ています。
「堀北真希」が好きだった私としては複雑ですが、旦那さんの演じる石田三成はなかなかの雰囲気が出てるなぁと感じています。
真相は?
話がかなり脱線してしまいましたが、長女がこのメモを書いた理由を尋ねてみましたが、
その回答は「えっ!?ただなんとなく書いただけだけど」
でした。
拍子抜けだけど、そのメモ、面白かったぞ>長女